2008年04月13日

登攀の歌26〜無重力

僕は覚悟を決めて岩の上から一歩を踏み出した。
数秒間の無重力の後に感じるひんやりとした感覚。
ここは、黒部の内院・棒小屋沢核心部。

沢人生最大のチャレンジが始まった。

boukoya080.jpg


posted by gorge13 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 登攀の歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月30日

登攀の歌25〜ハートで登る山

betsuzantani.jpg


手先の工夫で登るものではなく、ハートで登る山--黒部。原始の香りのするこの大渓谷は、岩を攀じり、水と戯れ、雪をかき分ける登山の格好の舞台だ。そこでは生活用具すべてを背負って、ブッシュを掴み、悪い草付をこなし、時には厳しい徒渉をこなす事が求められる。ルート取り、天候・雪質・岩質の判断、自分の力量の見定め、それだけでなく、モチベーションや疲労、チームワーク、すべてを総合的に判断する。人が作ったグレーディングという物差しは意味をなさず、どれだけ本物の山を登ってきたかが問われることになる。当然、苦しいことばかりでいっぱいだ。しかし、苦しさに比例して満足度は大きくなる。フリーのゲレンデのようにギャラリーは誰もいないけれど、黒部の神様に見つめられながら、自分達だけの登山をくり広げることができる。華やかな歓声もないけれど、ひとりひとりがヒーローになれる場所なのだ。
posted by gorge13 at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 登攀の歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。